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2002-11-24

大きく育て福祉の樹

2002年11月22日(金) エスコープ大阪

(1997年4月発行 組合員討議資料)

 高度成長期、開発が進められてきた泉北ニュ−タウン。今から30数年前、この地を永住の地として移り住んできた新住民たちは、自らの生活をより良くしていきたいと、1970年、泉北生活協同組合を設立しました。

 多くの組合員が子育て期の最中。子供の手を引き連れ、お互い様と時には子守りをし合いながら探しまわっ商品の数々。

 牛乳・たまご・野菜・みかん・灯油・醤油・味噌・お米・豚肉・・・・。産地に出向き、約束事を確認しながら今日の生協の基盤を創りあげていきました。

 1996年、設立から26年目。理事会は食べ物だけではなく、人として最後の時を迎えることができる地域づくりとは・・・大変な議論を開始したのです。

 「参加型地域福祉」構想。生協を創ってきた当時の様に、私たちひとりひとりが参加することで、国まかせにしておくだけではなく、参加する人たちの想いで地域福祉を考え、行動し、創りあげていきましょうと「大きく育て福祉の樹」構想を掲げました。

 行きつ戻りつしながらも、様々な研修を終えた組合員が介護スタッフとして、地域の在宅介護を支える重要な役割を担う存在となってきました。

 その中で、在宅を支えるもう一つの試みとして、閉じこもりがちになっていく方々を外にお連れし、地域との交流、ご家族にはリフレッシュの時を過ごして頂き、健全な在宅生活を過ごして頂こうと「デイサービス」が開始されました。



(大きく育て福祉の樹・組合員討議資料の一部)

 痴ほう老人を扱った本「恍惚の人」が脚光をあびました。痴ほうは老いを迎える症状の一つであり、格別のことではなかったはずです。

 しかし、地域での関係が希薄になる中で、痴ほうにまつわる問題は、女性への負担として重くのしかかっていたのです。
 
誰もが等しく迎える「老い」。女性が家庭の中だけで抱え込む問題ではありません。

老い・痴ほう・病・障害・孤独・・・地域の中で支え合う仕組みがあれば、誰であろうと「自分らしく暮らしていける」地域。

 デイサ−ビスは、その試みをバックアップする地域拠点として注目されています。

 寺池台の古家での2年間の経験を生かし、来年春開設を目指して建設が進められている「新よりあい金剛」。上棟式の様子をお届します。
  


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