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2004-03-24

耕すひとびとに土地を

農地改革に揺れるフィリピン・ネグロス島エスペランサからの報告
  
2003.12.2 ビックアィ&エスコープ訪問
アンヘリト・エスタマさん(通称リト、38歳)
  

 
Rito! kumusta ka? リト! 元気?

11月24日から東京・仙台・札幌・岡山・福岡での報告会に来日していたリトが大阪へ来てくれた。先週末、フィリピンから同行されていたアノラン神父が体調を崩され、帰国されたと連絡が入ってきていた。関西空港で心配しながら待っていた大母の前に、大きく手を振りながらリトが登場。「元気です。やっとここまで来ました!」。

農作業に明け暮れる彼らの生活リズムは、慣れぬ報告会、寒さ、食事、移動……と日本滞在で体調を崩していた。エスペランサ農園で起こった出来事を知らせることが、遠く離れた日本から支援してくれた関係者への感謝であり、農地改革との闘いから農村づくりへの闘いへと前進するエスペランサの動向を見守ってほしい……と力強い宣言をしてくれた。

リトの末っ子が、先天性心臓病でマニラで手術を受けなければならなかった時と同時進行で発生していた農地改革闘争。家族か仲間か……悩み苦しむ中で「子供達に土地を残してやりたい!」 その為に、仲間とともに闘う!計り知れない悩みを乗り越え、更なる歩みを仲間達と進むと決断したリーダーの力強さそして優しさ。

みる物全てが今後の村つくりのヒントになったと目を輝かすリト。エスペランサ農園を警護していた郡警察駐屯地撤退指示が出され、現地では大騒ぎになっていると小林氏がそっと教えてくれた。

11月2日フィリピン全国紙「Philippine Daily Inquirer」へのエスペランサ農園土地闘争と農地改革に関する意見広告掲載が日本から支援したカンパで出された。地主、役人達には大きな衝撃となっているとか。

リト! 貴方たちの涌き出る勇気に大きな感銘を受けましたよ。厳しい現実はまだ続くことでしょう。私達は貴方達のことを忘れません……半月の昨夜、45分間歩き続け、体がすっきりしたと言ってくれましたね。120ヘクタールのエスペランサ農園構想。一周するには何時間かかるでしょうか? 1月、歩いてみましょう!

センター応接室に展示中のラリーの作品前で記念撮影
(JCNC事務局長・小林和夫氏とリト)

 
 
 
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