あなたの想いが広がりだしましたね…

街づくり夢基金・第6回助成事業に選考された Mina Mina の会

2008年11月9日
  


Mina Mina の会代表 ごとう ひろこさん


  
アイヌとシサム(アイヌでない人)がつながるための会。
  
☆それが「ミナミナの会」です☆
  
みんなが笑顔になれる人と人とのつながり=社会を作るための取り組みをしていきます。
  
http://ameblo.jp/hihihi-ainu/
   

  
ひろこさんと初めてお会いしたのは9月27日、街づくり夢基金のヒヤリングの場。基金設立から5年、基金の発展を願い、運営委員として関わってきましたが、選考委員によるヒヤリングの場に立ち会うのは今回が初めて。緊張した場でしたよ。

選考委員を前に、申請事業のアピールと選考委員からの質問にあてられた時間は20分。2日間で21団体のヒヤリングは貴重な体験でした。その中で、ひろこさんからのアピールは、その場にいた方々を魅了する内容でした。
  

  
1歳8ヵ月のお子さんを育児中のひろこさん。わが子に伝えるように、今、暮らしている街・堺の皆さんにもアイヌ民族の正確な歴史・伝統・文化を伝えて、未来へ残していくために沢山集ってほしい…。

その為に準備された初めての企画(10月23日〜26日)に助成申請をされていました。
  

  
藤戸幸夫 & ague 二人展
  
EMI 講演
  
アイヌ童話読み聞かせ
  
アイヌからの語り
  
アイヌ絵本、アイヌ文化関係書籍閲覧
  
アイヌ料理
  

  

  
著名な木彫り作家である北海道在住のお父さんの作品を前に、アイヌが大切にしてきた自然と共生した暮らしの中にある人の優しさと温もりが、ひろこさんの穏やかな語りから伝わってきました。

2008年6月6日、国会の衆参両議院で「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が全員一致で採択された大変印象的な場面を忘れることが出来ません。

同じ年に、アイヌ文化の理解を広める事業が、街づくり夢基金に申請されてきたことは、驚きとともに嬉しかったですね。身近な場所でアイヌ文化と知り合えることができる! ひと月後の選考結果を楽しみにしていました。
  


  
11月9日選考委員会から助成事業選考結果のリスト表が一斉に配布されました。
  

選考された13団体の中にミナミナの会もありました。

 

  
選考結果発表後、選考委員会からヒヤリングで好評だと推薦された3団体のプレゼンテーションが行われました。ミナミナの会も登場。会場探しのために市役所に相談に行き、堺市市民活動コーナーで出会ったのが、基金の運営委員でもあり、第5回助成事業に選考された特定非営利活動法人SEIN代表の湯川まゆみさん。

SEINが経営するコミュニテイ・カフェ・パンゲアを会場に使うことや街づくり夢基金の存在を教えてくれたことなど、人のつながりがあって企画が実現でき、終了後、会員として参加してくれる人が増えてきた、と報告がありました。
  

アイヌに伝わる物語の絵本を拡大コピーし、子供達に読み聞かせる活動の紹介。
  

アイヌに伝わる刺繍を学ぶ企画が来年開催されます。
  

最後に、アイヌに伝わる口琴ムックリを披露してくれました。

  
11月9日午前中に開催された街づくり夢基金の第5回通常総会に続き、午後から開催された第6回選考結果発表会。基金のホームぺージでも結果報告が発表されますが、選考委員会から選考経過の説明や事業内容の傾向など直接聞くことは、基金への申請を視野に活動されている方々には大いに参考になる内容となっています。

ミナミナの会のように、初めて取り組み出した団体への支援を大切にしてきた街づくり夢基金。あなたやわたしが暮らす街に「…あればよいね」「…したいね」と「横から横への視点」で描き出し、準備された団体が稼動し始めるチャンスを支援できるのが、この基金が最も大切にしてきたことです。

来年7月には、第7回助成事業申請の説明会とすでに助成を受けて活躍されている団体のプレゼンテーションが予定されています。ホームページなどで活躍されている団体を追いかけてみてください。みなさんにもチャンスはあります。
  

街づくり夢基金

  
SEIN
   

 
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