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2005-01-28

赤唐辛子の生産地・陰城(ウムソン)

2004年8月26日(木)
 

おかあさんの赤唐辛子畑は健在でした。
  

ウムソンでの宿泊は3ヵ所に分かれ、朝食はチャ牧師の奥様の温かいおもてなしを受けました。

朝食後、おかあさんを訪問。昨夜から待っていたよ‥‥と握り締めた手を離さないおかあさん。疲れたんでしょう? 大丈夫?‥‥ 何時お会いしても優しい言葉を下さいます。

収穫が開始され、当分は週2回の作業から最盛期へと向かうようでした。

ウムソンには3人の唐辛子生産者がいらっしゃいます。農都生協ホームページに、生産者のお一人金在哲さんの畑で、学生ボランティア達が参加しての収穫作業が登場していましたのでご紹介しておきます。
  

袋を抱えているのが金在哲さん
訪問前日の25日の作業風景

もぎたての唐辛子はみずみずしく甘い。

暫くして、ふわぁ〜と辛味が口の中に広がります。

訪問団のお味見‥‥‥辛味の反応をお楽しみのチャ牧師。

 

唐辛子畑の隣では白菜が作付けされています。

   

    
製粉工場見学
  
 

今年度産から製粉依頼先となるウムソン農協製粉工場を見学しました。

韓国最大のとうがらし生産地ウムソン。農協施設として近代的な設備が整えられています。間もなく開始される本格的な製粉シーズンを前に、工場内清掃・機械点検が実施されていました。

一昨年のエスコープ大阪生協祭に来日されていた、ウムソン農協の職員が説明に付き添ってくださいました。

工場入口には、生産者が持ち込む唐辛子の受け入れ準備のパレットが大量に積み上げられています。間もなく、唐辛子の香りが辺りに広がっていくことでしょう。 
  


  
ウムソン・土・微生物研究所

2004月8月27日

この研究所を訪問するのは今回で2回目。パワーポィントでの説明を聞き、研究所の概要を掴むことができました。

当初、日本の酵母菌を導入して有機資材を製造していたが、従来から韓国の土地に在る微生物を活用しての有機資材の研究と製造に切り替え、教育プログラムとして農家へ直接的な指導もされているようでした。

説明の中でハングルの「すいか?」という発音に近い単語が何度も耳に入ってきます。「すいか」の説明にしては映像が合わない。暫く集中していると‥‥‥「キューパ」と言っていることが理解できました。

韓国でキューバの有機農業の実践が具体的に研究され、実験農場ではキューバモデルを取り入れ、キューバモデルに適した指導と有機資材の研究を開始ししたところのようでした。近々、キューバから実践者を迎えての企画もあるようでした。

それにしても、エスコープでも吉田太郎さんをお招きして話題となっていた「キューバ」の有機農業が韓国で動き出しているとは愉快! 愉快!

積み上げられた有機資材の表面には、ふわぁ〜とした菌が繁殖し、全体が温かく熱を発しています。完成までもうしばらくこのまま放置。手にしているのは完成した有機資材。

手に獲るとふわぁ〜と軽く、良い香りがしていました。化学肥料・化学農薬に頼らない農業を目指し、地域の中で研究・開発・教育・指導と幅広く活躍される研究所の関係者の皆様は、昨年11月ウムソンでの交流会の時にお会いしていた方々でした。


ウムソン市場(シジャン)

2と7がつく日(2日,7日,12日、17日‥‥)に開催される市場は、通常営業の店先の前にテントが張られ、食は勿論のこと衣料、家庭用品、農機具、苗、種、家具etcトラックに満載された旬のやさいが近くの駐車場でも店開き。市場が開催されている日に訪問する際には出かけたくなる場所です。

2003年7月7日 撮影
今回は正面からカメラを向けることができました。

市場の一角で毎回お会いする男性。その出で立ちが気になり、毎回カメラを隠しながら撮り続けてきました。

今回、昨年7月に写した写真をお持ちし、ご挨拶をすることが出来ました。服の下から覗く網目の服らしきものについてお尋ねしました。

お聞きしたのですが、名称は忘れましたが竹紐で編まれたものでした。韓国には、夏の暑さをしのぐために、竹で編まれた大きなまくら状の物を抱きついて寝るものがあります。同じ様に暑さをしのぐために工夫されたチョッキというところでしょう。

大母のホームぺージでお馴染みのおじい様に握手を求める智子さん

市場に並ぶキムチには蓋つきの陳列ケースが登場。
昨年11月から比べて、かなり衛生的になっています。
  

焼き海苔
  

韓国のおんぶ紐(ポデギ)
   

ホット

ご飯の店も特別出展
小麦粉で作った生地に砂糖とシナモンパウダー、松の実を入れ、油で揚げたおやつ  
高速道路のサービスエリアで食べるのはコレ!

ウムソン地域の生産物 しめじ

大学で専攻していた菌類の研究を事業化したい。ソウルで会社員生活をしながら着実に準備を進め、ウムソンの山間地でしめじ生産を開始して2年目。50歳の金さんの夢の実現。

農都生協を始め、全国に向けて出荷。パック詰前のしめじのカットはかなり切り込みが入っており、廃棄部分が多いように感じました。殺菌剤不使用のしめじ生産には、独自の哲学が必要。空冷、加湿などの設備投資が追いつかず、経費節減の苦肉の策の工夫が随所に見られました。


  

りんご

りんごは捨てるところがありませんよ。丸ごと食べます。特に、朝に食べると体の毒素を出してくれますよたくさん食べてください、と薦めてくださる韓国の皆様。ウムソンだけでなく、他の地域を訪問した際にも同じお話を伺います。丹精込めて作られていくりんご。

りんごの樹の側で大きく口を開け、そのままかぶりつくりんごの味は最高!です。毎回訪問させて頂くチョンさんはチャ牧師と中学・高校とソウルでご一緒だったとか。日本にも来て頂いたことがあります。

りんごを持って笑いかけてくるチャ牧師とチョンさん。そうでした‥‥‥昨年訪問した際に、りんごを手で割る特技を披露してしまっていたのでした。今回もバリッ!と割って頂きましたよ。

楓ちゃんと記念撮影

夜盗虫対策のペットボトルに触る中村さん

渡邊一志さん りんごのお味は如何?

  

朝鮮人参

高麗人参とも呼ぶ朝鮮人参は、野菜というよりも薬用(百薬の長)として馴染みがあります。

韓国では、日常の食事そのものが薬膳料理のようです。独特の香りの朝鮮人参ですが普段の料理の中に取り込まれています。サムゲタンを筆頭に、食卓に生のままで出されていることもあります。お茶・蜂蜜・お菓子・そのた色々と活用法が工夫されています。

朝鮮人参畑の様子は、日本ではお目にかからない風景です。今まで、移動車の中から眺めるだけの朝鮮人参畑でしたが、チャ牧師の村の入口にある畑で農業経営専攻の朴淳用さんに説明をして頂きました。

朝鮮人参は出荷するまでに6年以上、作付けしていた畑は養分を吸い取られ、同じ畑で朝鮮人参の作付けをすることはできないということでした。強い陽射しから守るために日よけをし、丁寧に育てられています。

 
 
 
 
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