EM菌とバケツによる生ごみ醗酵、そして大地の中で堆肥化させていく試みを始めてまもなく10年になろうとしています。生協駐車場での試みはすでに3年目。生協通所施設での試みは1年半。バケツの蛇口から抜き取る液肥は、草花や畑で活用し、りっぱにお役目を果たしてくれています。
自然の力を活用し、生ごみが生き返ってくるのですから、これが面白い!のです。切り替えし作業といいながら、狭い土地の一角で園芸用の鍬で汗を流していると「一人前の農民になった気分」になれますね。毎回切り返すたびに出会うミミズやカナブンの幼虫や名前の分からない虫達。豚や鳥などの骨が掘り返すたびに少しずつ土に返っていくのが分かります。これは「遺跡発掘のおばちゃんになった気分」です。
今回、ちょっとした公開実験をしてみようと思いつきました。狭い場所で堆肥化する試みです。窓辺の側の物入れの棚にある小さな畑。すでに4年は経つでしょうか。別の堆肥場から土を持ち込んでいたのですか、この小さな畑で堆肥化をしてみましょう。
横幅75センチ縦幅120センチ深さに20センチの容器に穴をあけ、ネットを引き詰め土を入れただけの畑です。窓辺でトマトや野菜、花を咲かせて楽しんでいます。さて、この経過を追ってみましょう。今回はバケツから畑に移した時の様子をアップします。