うり農生協の研修3日目午前は実務職員からの研修、午後からはエスコープ大阪で昨年7月から開始しています「いのちを守り育む連続講座」第3回目への参加です。
有機農業の先駆者でもあり、山形県高畠町教育委員長を16年間努められてきた星寛治さんから、教育現場で起こっている様々な問題は、いのちを軽視する傾向の中で発生してきていると問題提起がされていきます。
自分を評価することの出来ない子ども達は、大人達が不安を持って生きている裏返しでもある。全身を使って生活する時間が少なくなっている。心身健全な子ども達にするには、子ども達を自然に帰すことが大切。食べ物は、いのちの糧であることを子ども時代から認識させる。他のいのちを頂いて生きていること。一緒に食べる、団欒で食べるという営みを大切にしてほしい。
29年前「耕す農の教育」が必要であると行政に向けて問題提起を始めた。当時ドイツやフランスで始まっていた「学童農園」を積み重ねていたならば、今の様なさんざんたる状態にはならなかった‥‥。気づいた人が気づいたところからやるしかない。
高畠町で取り組まれてきた有機農業運動への思いと重ねて、静かに‥‥そして力強く、街に住む私達に向かって語りかけて下さった星寛治さんでした。
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