韓国のおとうさん ご冥福をお祈りいたします
2004年3月29日 病気療養中に死亡
ウムソンの唐辛子、山形上和田のお米、梅月堂・鈴木さんの手で焼かれた唐辛子煎餅。一枚の煎餅に関わった韓国・日本の有機農業生産者の出会いが、ウムソンで実現しご満悦のおとうさんでした。(2003.11.17)
韓国のおとうさん‥‥私たちはチャン・トヨン(張徳榮)さんを慕い、おとうさんとお呼びしていました。
初めてお会いしたのは3年前の11月。ご自宅に招いて頂き交わした一言。私の日本語は正しいですか?
驚く大母を前に、ご夫妻はゆっくりと日本語で話し掛けてくださいました。
50数年間、日本語で話す事は無かったというご夫妻の語りかけに、どのように応えたらよいのか‥‥。美しく丁寧な日本語に驚きました、と正直にお伝え致しました。
日本名は○○○○でしたよ、と手の平に漢字を書き示しながら教えてくださいました。翌年12月、ご夫妻と同世代の日本人女性とお宅を訪問し、日本から持参した歌集を観ながら楽しそうに日本の歌を歌われていました。
3年目に入る民衆交易・ウムソン唐辛子の苗が定植されたぱかりの畑を訪問したのは5月23日。ウムソンで突然聞かされた御父さんの死の知らせに、何とも言えぬ悲しみが沸き起こってまいりました。この秋の日本訪問団の一員として来日されるのではないかと楽しみにしておりましたのに、残念です‥‥‥。
おとうさん! 見守ってください。韓国と日本の市民達の交流が末永く続きますように‥‥