(1997年4月発行 組合員討議資料)
高度成長期、開発が進められてきた泉北ニュ−タウン。今から30数年前、この地を永住の地として移り住んできた新住民たちは、自らの生活をより良くしていきたいと、1970年、泉北生活協同組合を設立しました。
多くの組合員が子育て期の最中。子供の手を引き連れ、お互い様と時には子守りをし合いながら探しまわっ商品の数々。
牛乳・たまご・野菜・みかん・灯油・醤油・味噌・お米・豚肉・・・・。産地に出向き、約束事を確認しながら今日の生協の基盤を創りあげていきました。
1996年、設立から26年目。理事会は食べ物だけではなく、人として最後の時を迎えることができる地域づくりとは・・・大変な議論を開始したのです。
「参加型地域福祉」構想。生協を創ってきた当時の様に、私たちひとりひとりが参加することで、国まかせにしておくだけではなく、参加する人たちの想いで地域福祉を考え、行動し、創りあげていきましょうと「大きく育て福祉の樹」構想を掲げました。
行きつ戻りつしながらも、様々な研修を終えた組合員が介護スタッフとして、地域の在宅介護を支える重要な役割を担う存在となってきました。
その中で、在宅を支えるもう一つの試みとして、閉じこもりがちになっていく方々を外にお連れし、地域との交流、ご家族にはリフレッシュの時を過ごして頂き、健全な在宅生活を過ごして頂こうと「デイサービス」が開始されました。