昨秋開始された民衆交易韓国赤とうがらし。交易のきっかけは、2000年12月農都生協生産者達のエスコ−プ訪問から。翌年6月には農都生協消費者達によるエスコ−プ訪問。同年11月農都生協収穫祭に大阪から生産者を含めて3名が訪問させて頂き、農村視察を終えた私達に、韓・日生協交流の打診が出されてきました。
では、ただの交流ではなく、物を通してお互いの理解を進める民衆交易品を登場させてはどうだろうかと準備に入ったのは2001年11月。有機無農薬栽培による赤とうがらしの生産量はわずか0.1%。限られた生産であることを了解の上で一年後の2002年11月150g小袋で供給開始。韓国からゲストをお迎えしての講演会、各地域での料理講習会連続開催。予想を越えた注文量となり、一回のみの供給で終了。
丁寧に進めてきた利用活動、韓国との関係を生活者である市民の交流で深めたいと願う組合員の存在に、昨年12月日本を訪問された生産者から「次年度の唐辛子、心を込めて生産します」と宣言されました。
今回の訪問は、生育途中の赤とうがらし産地視察、昨年12月に来日された女性生産者チェさんの農村ポンピョン訪問、この間交流してきたミョンドンカトリック教会、原州市民団体との交流も実現できました。
韓・日両国の歴史を省みる視察として、西大門刑務所記念館を訪問。重苦しい気持ちの中で出会った天高く咲き誇るむくげの花。むくげの花の奥にある建物はレンガ作りの刑務所跡。
若々しいむくげの樹からまっすぐに伸びる枝。無数のつぼみが開花を待っていました。
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