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2003-09-26
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2003.9.22〜9.24 過密スケジュール? 投稿者:三河屋パボマリオン 投稿日: 9月22日(月)02時43分22秒 大母さん お疲れさま ちょうど1ヶ月前のこと。 この6年間の運動の取り組みが走馬灯のように駆け巡り、生活者の視点で追ってきた者の責任として鳥肌がたつ叫びだった。 豊かな自然の中で、帰り道 田圃のなかに見た「地域農業を守る」の中主町の(今回GM大豆を作付けされた農民が作った)会社組織の看板が脳裏に焼きついてる。 遺伝子組み換えならぬ ちょっとしたハプニングでの メニュー組み換え・「うな丼」を食した直後の出来事だった。 こんな呑気なひと時の直後が、あのGM大豆すきこみ現場だった。なんという落差でしょうか。帰ってきてもしばらくは興奮さめやらぬ…でした。 今回、パワーポイントを駆使してまた新しい副業が増えたようですね? さてさて、明日は地域委員会。レジュメ作成していたら、すごい地域活動のボリュームにちょっとひるみそうになりましたが、いや、この秋にこそ やりきるぞぉ〜! 冬はインフルエンザが流行ってお子ちゃま一杯の地域委員会は無理はできないからね。 昨年の集中した秋の遺伝子組み換え反対の請願活動から1年が経ったんだとあらためて思いました。光陰矢のごとしです。 梵鐘の音 秋への音風景… 投稿者:大母 投稿日: 9月22日(月)06時39分52秒 梵鐘の音で目が覚めました。 大母宅と寺の間に小高い一角が有り、風の向き、空気の清み具合などで響き方が違う。 6時まで寝たのは久し振り。 さて、まりおん様 まとめ方のポイント これで 午後 センターに向かいます。 滋賀県琵琶湖のうなぎ! 次の機会のお楽しみ 投稿者:大母 投稿日: 9月22日(月)07時19分11秒 まりおんさん 滋賀県人の毛無夫様が同行していただけるならば方向音痴ふたりには、何よりも心強い助っ人! 高速道路を出てから昼食 現地集合時間から逆算すると諦めるしかない。 注文している間に席を立った毛無夫さんが汗を拭き拭き戻って来た手にはスーパーの袋が………??? ひと口 美味しい! あのお〜 これって「ヨンミする」って言うんだよ… と言いながら思わぬランチを頂いた3人でした。 あの日は毛無夫様の誕生日だったそうです。 遅れ馳せながら…… 遅いわ! と怒らんといてくださいよ。 湖魚・うなぎ 投稿者:★毛無夫☆ 投稿日: 9月22日(月)17時55分28秒
琵琶湖には固有の湖魚が豊富です。私の母は、川魚・湖魚の料理が得意でした。醤油味の煮付けですが、梅干を入れて臭みを取るのがコツのようです。 さて、琵琶湖のうなぎは陸封型です。うなぎの生態は十分分かっていませんが、フィリピン沖で産卵し、シラスは海流に乗って北上し、川に入るようです。
0歳赤ちゃん2名登場の地域委員会 投稿者:三河屋パボマリオン 投稿日: 9月22日(月)21時47分53秒 出産間近の小坂理事以外全員出席の地域委員会 6月から地域委員になったSさん、きょう、7月27日生まれの男児を連れて復帰。 その彼女が、林理事についで「班試食会・ランチパーティ−」を自宅で開催しますと手を挙げた。 一同びっくり。 月齢9ヵ月の赤ちゃんのママも参加してるなかで、もうすぐ小坂理事のベビーもとなったら、とても賑やかになる。3歳になったばかりの3人の子どもたちがお兄ちゃんお姉ちゃんに見える。 そんな中で生協祭、ケーキ喫茶店から 「じゃが芋チヂミ屋」に変更することに決まりました。生協祭実行委員長様、今更の変更でごめんなさい。サロン・スペースはそのままです。どたばたで申し訳ありません。 10月3日企画も真剣に耳を傾けてくれたし、50枚の署名も周辺で協力してもらうようにそれぞれが持ち帰った。 新しい人たちが一杯のなかで、この秋は、産地訪問を立て続けに、地域企画もこんなにできるんかいなぁ〜というくらいに組んでしまった。ごちゃごちゃ言うてんと、とにかく、いろんな出会いをしてみよう! 同室保育。あいあいのスタッフにお世話になっています。安心して集中して地域委員会が開催できます。
コンビニでの会話 投稿者:三河屋パボマリオン 投稿日: 9月23日(火)07時48分41秒 昨日会議資料の印刷、さて。 偶然後ろに総務課Mの車発見。手をふってるのがバックミラーごしに見えた。会議場所まで結構距離があり、15分はみておかないといけない。さらに駐車場から徒歩10分かかる。時間的に判断してコンビニで印刷することにした。支所へ寄る総務課Mとその交差点で分かれたようだ。 そのコンビニにて。 以前近所のフランチャイズ・クリーニング店(庭先を改造して開業)。ついつい、お話を聴いてしまうのか、その店先にはいつも長々と話し込むお客さんがいて、クリーニングだしにくる人がいれば、一時中断し、またその話し込みがはじまるという…。そのお店の人がなんだか、やつれていくので、大丈夫なんかなと思っていたら、何年かしてお店を閉めてしまった。工事してまた元の庭に復元されていた。 ほっとできる場所作り。こんな空間があればいいね、というのはあちこちで聞く。集まってきた人たちで作る空間 それがぼちぼちやるコツでしょうか。 帰りがおそい娘。9時になっても連絡なし。いくらなんでも。メールしたら即返信。帰ってから話すわって。「ほんま、いろいろあんねんて。」それしか言わないから、よう分からんけれど、なんか対話がいろいろあったということだろう。 母さんの立ち話、長話、長電話が分かった? 25人班、店舗、班、個配スタッフとの会話 携帯があっても 人は直接対話を求め続けるのでしょうね。 苦い体験… 投稿者:大母 投稿日: 9月23日(火)13時00分42秒 コンビニでのコピーに苦い体験を持つ大母、あれ以来あの場所でコピーすることは止めた。 コンピニのコピーが悪いのではない、あの日の出来事が忘れられないのです。 ぎりぎりの時間で作業し、コンビニに飛びこんだ自分への反省を込めて…… 2003年9月 2年後のケナフ 投稿者:大母 投稿日: 9月23日(火)13時17分31秒 9.11 2年後のケナフ
産直の原点も… 投稿者:三河屋パボマリオン 投稿日: 9月23日(火)14時55分05秒 今年6月、コミュニティ部会から産直取扱品部会に変わって。 最初は全然違う分野だから新しいスタートだという構え方をしてしまったけれど、そうじゃないと気づいてきた。 昨日ある場で、エスコープがめざす「産直」の展望について個人的な意見を話す機会があったのだけれど…。 ある人は日本でできるものは日本で、中国でできるものは中国で、それが基本の農業として推進する。自国で食べることより、輸出を優先してること自体がおかしい。国産を基本でと。 私もそうだと思ってきましたが、最近は違う想いもでてきつつあります。農作物国内自給率を最大限あげる努力、日本で安心して農民が生産できる保証は基本的にしていく必要がある。目にみえない農業の評価はきちんとされていくべき。しかし近い将来、日本のとか、○○のとか、とはいってられない時代になる。 農業はじめいろいろなモノのグローバル化が不気味に進んでる中、多国籍企業によるスタンダード化に歯止めをかけるとしたら、そうではない関係作り、個々の共感しあえる関係のなかのモノの交換によってしか、人々を振り向かせる力はないのではと思えてきた。 経済効率ではない価値を評価する関係性の上で成立する交易。民衆交易。外国間だから特別に言う民衆交易ではきっとない。そういう壁は私たちの概念から取り去らなければ。 想いのあるところから、あること、ある関係、が発生する。それが新しいものを作り出していく。エスコープはそうしてきた生協だった。 公正な交易による海外産直も、私たちが将来描く産直のひとつの在り方なのではないかなと思う。ひとつ疑問。経済価値の違いをどう考えたらいいかは私自身悩んでしまうのだけれど。 消費行動「が」変える 消費行動「で」変える 昨日地域委員会で、ゴミゼロ運動 Rびん 容器リサイクル法改正にむけての運動の話をしていたときのこと。今や、生協内の取り組みでは問題解決しないことに気づいた私たちは、今、社会的にシステムを変える発端の取り組みの場にいること、これが何年後かに社会的システムとして循環されるようになれれば、それはその成果がでたことになる。そのときにはすでにもっと新たな社会的不安の問題に取り組んでいることだろう。運動は常に進化している。同じ運動が通用するようでは社会に変化がないことになる。 昨日のこのような話に、目からうろこ、生協のやってることってそうなんやと、表情で反応する人たちがいて、手応えを感じる。 あとはいろんなものを読んだり、体験したり、出会いをしてもらってそれぞれが吸収してもらいたい。私が言えるのはここまで。 地域委員会で集まりあいたいと思うのは、そんな感覚を持った人たちが刺激しあって、こんなことをやっていこうという気持ちのところだ。 知らないことに目をむけ、耳を傾け、新しい出会いのなかで自分を見つめなおし… 〜人を癒してくれるのは人なり〜 生協にはそういう場としての道具がたくからさんあるような気がする。 産直運動 国際的な問題 日常の困った問題 コミュニティ スーパーマンはいらん。 産直の活動の原点もここにあったような気がする。 経済価値ってのは、その国の物価指数に合わせて考えるものでは? 投稿者:大母 投稿日: 9月23日(火)21時35分05秒 経済価値の違いが疑問というまりおんさん 大母宅に居候中のフランス人からみた貨幣価値… 彼はフランスでは国家公務員、27歳 ルームメイトとふたりでアパート暮らし。 公共交通 文化(映画 舞台 CD etc) 食材は比較的安い。 フィリピンでショッピングに行くと日本に比べて安いと言っても、フィリピンの人から見ると高い。 経済価値ってのは、その国の物価指数に合わせて考えるものであって、日本円に換算すると、安いとか高いとかっていうもんじゃないと思うんですがね。 如何? 校外実習 投稿者:俊海 投稿日: 9月23日(火)22時07分20秒 9月も下旬になり、群馬は今朝の最低気温が11度とかなり低く日中も22度しか上がらなかったです。 さて、10月3日から三重県にある某食肉加工工場に実習に3ヵ月出掛けます。店舗販売等の実習等がありましたが、食肉加工品に興味があり希望しました。 こんな言い方をしたら、大母に怒られるかもしれませんが、よその良い所を盗み悪い所は盗まず自分の物にしたいと思ってます。気候の変わり目で、温度変化が激しいのでみなさん風邪をひかないようにしてくださいね。 デモ ? 投稿者:大母 投稿日: 9月23日(火)22時26分39秒 フランスではデモ行進(プラカードを持って歩く)で反対表現するのが日常茶飯事とか。 大母宅で、「デモしたら…」と大母の家族にけしかけることが幾度もありました。 一昨日のことです。 21日 ついに david は大声で怒りました。 彼なりに、大母を通して感じる生協って何だろうと苦しんでいるようです。 david への答えは…… あきれ顔の david 俊海殿 失敗を恐れるな! 失敗から学ぼう!!!! 投稿者:大母 投稿日: 9月23日(火)22時47分13秒 俊海殿 あのねぇ…… その為には、まず自ら失敗する機会を沢山作る事からですね。 教えてください。 投稿者:三河屋パボマリオン 投稿日: 9月23日(火)23時12分22秒 経済価値の違い→貨幣価値の違い の誤りでした。 貿易をする場合、物価が高い国と安い国の取引ではどんなことになってるの? そういう条件下でモノの交換をぶつぶつ交換でなく、貨幣を通じてで交換したら、どうなる? 円・ドル相場でレートが変動によって、感覚的に外国のものを安く感じて買える時と高く感じて買える時がある。これはどういうこと? これが恒常的に10対1だとしたら? 経済に関しては全く無知で。 公正な国際取引ってなんだ? 貨幣価値が違う国どうしで、モノを売り買いするときに根本的に前提となる問題があって、不公平なんじゃないかということが私の疑問なんです。 海外産直いいんじゃないの!って言う前になんかぬけ落ちてる気がして。 きらりのMさん すみません。 でも消化不良でとっても気持ちわる〜い感じなの。
悩める子羊達に回答をお寄せ下さいまし。 投稿者:大母 投稿日: 9月24日(水)06時24分40秒 おはよう! さて、まりおんさんの質問 今朝は7時45分までにセンターに到着しておかねばなりません。 このBBSをご覧の国際経済に詳しいお方様 ミヒャエル・エンデ 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)09時59分42秒
エンデは語る(1) 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時15分51秒 そこで私が考えるのは、もう一度貨幣を実際になされた仕事や物の実態に対応する価値として位置づけるべきだということです。 そのためには現在の貨幣システムの何が問題で何を変えなければならないかを、皆が真剣に考えなければならないでしょう。 人間がこの惑星上で今後も生存できるかどうかを決める決定的な問いだと私は思っています。重要なポイントは、たとえばパン屋でパンを買う購入代金としてのお金と株式取引所で扱われる資本としてのお金は2つの全く異なった種類のお金であるという認識です。 エンデは語る(2) 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時18分51秒 お金を作りだし、増やしてゆくのは、錬金術のやり方にきわめて似ています。錬金術は人間の欲望が作り出したものです。錬金術は、鉛から金を作りだそうというものですが、ありふれた鉛を金という価値のあるものに変えてゆくという考え方は、現代にも通じるものでしょう。 通貨を印刷し、さらに利子がそれを増やしてゆくわけですから。そのお金が一人歩きし、自然環境やモラルに影響を与えています。お金を考えるとき、モラルの問題を忘れてはなりません。お金には倫理的問題が存在するのです。 利子は未来へ問題を先送りしています。このまま利子が膨れ上がってゆくとしたら、計算上遅かれ早かれ、大体2世代後に、経済的な破滅か、地球環境の崩壊かのいずれかへと突き当たります。それが根本問題です。 信じる信じないの問題ではなく、だれでも、コンピューターがあれば、計算できることです。このシステムから利益を得ているのは、ほんの一握りです。今のアメリカでは、人口の1%が、その他の99%よりも、多くを所有しています。つまり、一方でどんどん貧しくなる国があり、自然環境も奪われ続けています。その一方で、少数の者たちが広大な利益を吸い上げてゆく、それが今の経済システムです。 エンデは語る(3) 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時20分24秒 古い文化が残る世界のどの町でも、その中心には、聖堂や神殿があります。そこから秩序の光が発していました。今日では大都市の中心には銀行ビルがそびえ立っています。私は、『ハーメルンの笛吹き男』をヒントにした最新のオペラで、お金があたかも聖なるもののように崇拝され、祈りの対象になっている姿を描きました。 そこでは、『お金は神だ』とまで、誰かがいいます。なぜなら、お金は奇蹟を起こすからです。お金は増え、しかも、永遠不滅という性質があります。しかし、お金というのは、神とは違って、人間が作ったものです。自然界に存在せず、純粋に人間によってつくられたものがこの世にあるとすれば、それはお金です。だから、歴史を振り返るということが重要なのです。 エンデは語る(4) 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時24分10秒 シルビオ・ゲゼルの理論に基づいた、オーストリア・ヴェルグルの例 私が知る限り、それはシルビオ・ゲゼルから始まりました。そのこと(金融システムのこと)を真剣に考えた、最初の人です。ゲゼルは、『お金は老化しなければならない』とういうテーゼを立てました。 さらに、『お金は経済活動の最後のところでは、再び消え去るようにしなければならない』とも言っています。つまり、例えていうならば、血液は骨髄で作られて循環し、役目を終えれば排泄されます。循環することで肉体が機能し、健康が保たれているのです。お金も、経済という有機組織を循環する血液のようなものだと主張したのです。 エンデは語る(5) 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時27分48秒 その理論を世界で最初に応用したのが、オーストリア・チロル地方のヴェルグル(Woergl)である。 当時5000人しかいなかった町の400人が失業していた。通貨が貯め込まれ、循環が滞っていることが不景気の最大の問題だと考えた当時の町長、ミヒャエル・ウンターグッゲンベルガー(Michael Unterguggenberger)は、1932年7月、町議会に地域通貨を発行することを決議する。 町が事業を起こし、失業者に職を与え、「労働証明書」という紙幣を与えた。「諸君、貯め込まれて循環しない貨幣は、世界を大きな危機、そして人類を貧困に陥れた。労働すれば、それに見合う価値が与えられなければならない。お金を、一部の者の独占物にしてはならない。 この目的のために、ヴェルグルの『労働証明書』は作られた。「貧困を救い、仕事とパンを与えよ」と裏面に書かれたこの紙幣は、非常に速い勢いで町の取引で使われるようになり、町の税収も増えた。ここで重要な指摘がされている。「回転することで、お金は何倍もの経済活動を行えるのです」というものだ。 だが、なぜそんなにお金が回ったかといえば、このお金は月初めにその額面の1%のスタンプを貼らないと使えないからである。言い換えれば月初めごとにその額面の価値の1%を失ってゆくこの紙幣は、手元にずっと持っていてもそれだけ損するため、誰もができるだけ早くこのお金を使おうとしたため、この「老化するお金」が消費を促進することになり、経済が活性化したのである。 公務員の給与や銀行の支払いにも使われ、この奇跡を目の当たりにした周辺の町でもこの制度が取り入れられようとしていたが、オーストリア政府の禁止通達によりこの通貨制度も1933年9月に終わってしまったのだ。エンデは「三つの鏡」で「大抵の資本家たちはそんな考えが世間に広まるのを妨げる方向に強く動いたんです」と語っているが、非資本主義的なこの通貨制度を現代社会の頂点に立っている人=資本主義の甘い汁を吸っている人が直視しないことが、問題であるといえる。 エンデは語る(6) 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時36分52秒 米国ニューヨーク州・イサカアワーの例 米国ニューヨーク州のイサカ(Ithaca)という町(人口3万人)では、「イサカアワー」(Ithaca hour)という名前の地域通貨が流通している。この紙幣にも、「イサカアワーは、私たちの技術や熟練、時間、道具、森、土地、そして川などの、本当の資本によって支えられている」と書かれている。 この通貨を利用している女性の、「このお金を使うのは、アメリカ政府の政策を支持していないから。特に対外政策、アメリカが海外でしている色んなことに反対だから」というはコメントがある。 この一女性の発言は非常に大きな意味を持っている。なぜなら普通米国市民は日常生活で米ドルを使用しているが、これは即その通貨を発行しているFBI、ひいては米国政府の活動を支持することになる。 それに対し、たとえイサカアワーと米ドルが交換可能な関係(1イサカアワー=10米ドル)にあっても、イサカアワーはあくまでも地域でしか流通しない通貨であるため、当然ながら所得税の対象外であり、このイサカアワーを利用した経済活動には政府は課税をすることができない。 特に政府の政策に反対している人には納税をかなりの部分拒否できる点で、この通貨は有用であるといえよう。 エンデは語る(7) 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時38分35秒 イサカアワーが発行されたのは、1991年のことだった。上記のヴェルグルと同様、この当時のイサカも深刻な不況下にあり、この通貨はそういった状況を打開すべく発行された。 イサカアワー委員会のモニカ・バーグレイブスは、「私たちは、好きなだけお金を印刷できます。でも、発行に関しては厳しいルールがあるんです。3つの条件以外には発行しません。1つ、誰かが新たにメンバーになる。2つ、誰かがローンを請求する。3つ、非営利団体に寄付する。これ以外に、お金は絶対発行しないんです」と語り、マネーサプライに制限を設けている。 8年前、わずか40人で始まったこのプロジェクトは、今では400以上の企業や商店も参加するまでになった。市場残高はわずか800万円ほどだが、常に流通するため2億円以上の経済効果を生んでいるという。 人口3万人の町にとっては、これは決して少ない額ではないだろう。ある男がイサカアワーの有用性を「おれ達にも地域全体にとっても得になると思うね。地域のみんなを支援すれば、おれ達も助けてもらえるし。ドルはすぐ資本家に吸い取られて役に立たないけど、イサカアワーはみんなさっさと使ってしまって、あっという間に、おれ達のところへ戻ってくるんだ」と語るが、資本主義の道具でしかないドルと異なり、イサカアワーの場合はイサカ市の中で通貨が循環することがわかっているため、安心して使用できるのである。 エンデは語る(8) 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時40分15秒 現在では銀行でもこのイサカアワーは受け入れられている。銀行では利用者から受け取ったイサカアワーを、掃除やリサイクルの収拾、パソコンのメンテナンスなどのサービスの対価として、地域の事業所に支払う。イサカアワーに込められた価値は他の地域の資本に金利という形で吸い取られることなく、地域の経済活動の潤滑油となり、地域に豊かさをもたらすのである。行政当局もこの通貨の有用性を認め、積極的に推進さえしているという。 この地域では米国の他の地域よりも小規模かつ有機農法で農業を行っている農場が多いが、ここでイサカアワーを成立させる上で重要な点が指摘される。「この地域では、地域住民が農家に作物の代金を前払いする、サポートシステムがあるからです」というのがそれだが、もともと地域住民と農家との間に直接的なつながりがあり、各人が共同体の一員という強い自覚を持っている地域だからこそ、このような地域通貨が受け入れられたのである。 全てのサービスが匿名で、いいかえれば誰と誰がどのような関係で結びついているのかがわかりにくい形で行われる大都市の場合は、その市民全員が経済共同体の一員としてその地域に住んでいる、という意識が生まれにくいが、この程度の規模の町では共同体意識が自然に芽生え、それをさらに強固にする要素としてこのイサカアワーが作用したのである。もし地域通貨の導入を考えている人がいれば、この点を認識してもらいたい。 エンデは語る(9) 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時43分12秒 マルクスの最大の誤り マルクスは、資本主義の問題点を、多くの個人企業家のかわりに、唯一の企業家、つまり、国家を立てることで解決できると考えました。マルクスの最大の誤りは、資本主義を変えようとしなかったことです。 マルクスは、国家に資本主義を任せようとしたのです。つまり、私たちは、過去50年から70年の間、対立する双子を持っていたのです。つまり、民間資本主義と、国家資本主義であり、どちらも、資本主義のシステムで、それ以外ではなかったのです。マルクスの大きな功績は、経済批判を可能にする概念自体を作り出したことにあります。 エンデは語る(10) 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時46分26秒 旧東ドイツ・ハレの例 失業者の増大に困っている旧東ドイツ・ザクセン・アンハルト州のハレ市である。ここでは1992年より、コミュニティーを再生しようという試みが始まった。 デーマーク(deMAK)という、紙幣を使わずに通帳上でモノや仕事を交換するシステム(交換リング)である。この通帳での取引を通して、残高がマイナスになってしまうこともあるが、それは借金ではなく、むしろ「交換リングでマイナスを持つということは、その分を誰かに返さなければなりません。 そこで新しい関係が生まれます。マイナスのデーマークは、共同体の一員である証になるのです」とみなされるという。紙幣を発行しない、こういった交換リングのシステムについては確かに懐疑的な見方をする方も多いだろう。ウソの数字を通帳に書き込んだりしないか、という不安も確かにあるが、そこで誠実にきちんと正しい数字を通帳に記入し続けるあたりに、ドイツ人気質が見え隠れしているように思われる。 ただ、この制度を日本でも適用できるかと問われた場合、現在の日本社会では困難を伴うであろう。 エンデは語る(11) 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時49分50秒 今日のシステムの犠牲者は、第三世界の人々と、自然に他なりません。このシステムが自ら機能するために、今後も、それらの人々と自然は、容赦なく搾取され続けるでしょう。このシステムは、消費し、成長し続けないと機能しないのですから。 成長は無から来るのではなく、どこかがその犠牲になっているのです。歴史に学ぶものなら誰でもわかるように、理性が人を動かさない場合には、実際の出来事が、それを行うのです。 私が作家としてこの点でできることは、子孫たちが同じ過ちを冒さないように考えたり、新たな観念を生み出すことなのです。そうすれば、この社会は否応なく変わるでしょう。世界は、必ずしも滅亡するわけではありません。 しかし、人類はこの先、何百年も忘れないような後遺症を受けることになるでしょうでしょう。人々はお金を変えられないと考えていますが、そうではありません。お金は変えられます。人間が作ったのですから……。 ビューティサロンのオネーさんは語る 投稿者:ビューティサロンのオネーさん 投稿日: 9月24日(水)10時54分39秒 要するに、経済とは、と一言でいいきれるものではない、ということはわかったわね。頭痛くなったでしょう。 みんな苦労しているのよ。ああでもない。こうでもなぃとね。 でもひとつだけ言えることがあるわ。それはね。自分の預金通帳の数字が多ければうれしいし、少なければ悲しい。それが現実よ。ホホホ 疲れた頭の中で…… 投稿者:大母 投稿日: 9月24日(水)20時58分18秒 わぁお〜 出た〜 帰宅早々にBBSを開いた大母 仲村尚司さんの「地域自立の経済学」 膨大な回答をありがとうございます。 投稿者:三河屋パボマリオン 投稿日: 9月24日(水)21時22分37秒 ビューティーサロンのオネーさん 昔からなぜ銀行業務が成立するかとても不思議でした。 龍谷大学の中村尚司志先生の講演会がエスコープで開催されたのは何年前だったでしょうか? ワーカーズコレクティブの試みが身近かな。 なかなか読み込むことができないですが、著書の「地域自立の経済学」はずっとパソコンの横においてあります。 バブルがはじけ、その時に先を予測できたはずなのに、時代の波にのり続けるなかで、今の動きをストップするわけにはいかず…。 エンデのモモも横においたまま。 きょうはクタクタ。 私とタケヤンは神戸から西宮へ移動。 バタンといきたいところだけれど、地域ニュース締め切りは明日午前。 滋賀県知事からの返信 投稿者:大母 投稿日: 9月24日(水)21時52分35秒 滋賀県知事 国松善次知事から琵琶湖のヨシを原料とした便箋で、以下の内容のお手紙が届きました。
また、その後も県の職員により、現地の状況確認を続けてきましたが、8月25日の調査の結果、すき込まれた大豆は既に腐食し、綱胞が死減しており、その再生は不可能であると判断しました。 今後は、遺伝子組換え技術を利用して育成された食用の作物を県内で栽培することは原則として認めないこととし、その具体的な取り扱いについては県独自のガイドラインを策定して対処していきたいと考えています。 これからも「環境こだわり県」づくりのための取り組みを進めていきますので、ご理解、ご協力をお願いします。 ごれからも、お気づきのことがありましたらお聞かせください。 平成15年9月 滋賀県知事 国松善次 バイリンガルスキャン? 投稿者:大母 投稿日: 9月24日(水)22時13分15秒 バイリンガルスキャンで手紙を処理し、コピーで掲示板に張りつけたのですが……笑ってしまいます 文字の認識ミスに!
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