お金さえ有れば物が買える時代だった20世紀後半。同時に自給率は年々下がり続け、この数年間は40%台。先進国の中で最低の割合である。海外から入ってくる安価な農畜産物、都会集中による人口流失、生産現場での後継者不足・環境保全対策は深刻である…と書けば誰でもが日本のことだと思われることでしょう。
ところが、同じ事情を抱えている国がお隣にあるのです。その国とは韓国。
2000年から始まった両国生協の交流は、2年後に民衆交易・韓国唐辛子誕生を実現させました。
この間の交流の中で、両国が抱える生産・消費現場には共通する課題が存在することが分かってきました。そして解決に向かうスタンスに、共通した想いを抱いていることも分かってきました。
今回の訪問団は、生産者5名・組合員5名・常勤役員1名・通訳者2名 計13名。各訪問地で民泊を体験させて頂き、食・農に携わる人々の熱い想いに触れる機会となりました。
※もうひとつの価値観=生命を育むことを大切する価値観に基づく社会の実現を目指し、家庭やコミュニティで世代をつないで生命を生み育ててきた女性と、生命の糧である食糧を生産してきた農民と手を携えていく場として生活協同組合を更に強化します。
(生協連合会きらり設立趣意書から)