2001年1月エスコープ創立30周年記念誌編集方針を巡って議論白熱する中、この10年間の活動記録と10年後の40周年に向けてアジアという視点が重要な位置を占めてくることは間違いない。
記念誌として未来に向けた示唆ある内容となるべく、「気づき」のためにフィリピン訪問企画実現を果し,組合員6名・子供1名・生産者2名計9名で訪問したのは2001年2月。
ツブラン農場で1泊した訪問団をエスペランサ農園のお母さんたちと少女達が尋ねて来て下さった。
バナナ=ネグロス島では無く、農地改革を巡って元地主と農民達の土地闘争が、地主側の暴力的な包囲網で囲まれ厳しい暮らしの中に有りながら、明るく生きぬく人々との出会いは「改めて自分を見つめ直す大切な気づき」となった。
2年後に届いたジョニーの訃報。信じがたい想いの中、生協の仲間達から託されたメッセージを携え、空港に降り立った。