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学校給食見学

景福初等学校訪問

2005年11月24日
 



韓国・農都生協との民衆交易赤唐辛子の供給開始を前にした2002年9月29日「食をめぐって出会った日本と韓国の女性たち」と題した企画を開催しました。

子供たちの食の乱れの改善に伝統的な食文化の重要性を訴え、学校給食の現場に積極的に取り入れている日韓の学校給食関係者の交流があることを知り、11月からのとうがらし供給を前に「キムチ文化」を伝統的な乳酸醗酵文化として理解する機会とする企画でした。

通訳をお願いしているハングル講座講師康英美さんのお姉さまで、管理栄養士でもあり大学教授の康英林さんが韓国側のゲストとして登場して頂き、日本側のゲストは当時、高槻市で管理栄養士として活躍されていた橋本紀子さん。
  


給食調理室からの運び出し、各教室での配膳そして食事中の小学生の様子を拝見させていただきました。物品搬入・搬出エリアで康英林先生から説明を受ける訪問団一行。
  

クラスごとにセットされた給食が小型車で校舎入り口まで運ばれます。
  


調理内容に分けて使用するように
色分けされているエプロン・ゴム手袋・まな板・包丁類

  


毎日搬入される食材用の冷蔵庫。
万が一の衛生検査用に、調理後3日間保管される冷蔵庫。
  

衛生管理が徹底された調理室と明るく迎えてくださった調理師の皆さん
   

こどもたちの大好きなメニューアンケートNo.1は「韓国海苔巻き」。左はアンケートをもとに導入された自動海苔巻き機。右の機械はスチーム機。調理はスチーム、グリル、煮炊きをメインとし、油での揚げ物は控える様にされているようでした。
  

グリル機
  
煮炊き用の大鍋
  

1996年、堺市で発生した腸管出血性大腸菌O157による集団中毒は、エスコープ本部エリアを中心に、小学生児童・教職員やその家族など約9500人が被害に遭い、うち3人が死亡したことがきっかけとなり、組合員の間では学校給食が強い関心事となっています。訪問団からの質問が続きました。
  

配膳のお手伝いは上級生の役割りです。子供たちへのアンケート、お母さんたちで構成される学校給食委員会によって食材の選定、チェック、モニタリング活動などを行うなどの姿勢が反映されているのでしょう、子供たちの食べ残しなど問題外のようでした。
  



2004年7月3日に開催された「食の自給・日韓シンポジュウム」
  


大阪で開催した日韓シンポジュウムでパネラー・イ・ヒョンジュさんから報告された韓国・原州での食の取り組みに注目された康英林先生。帰国後、景福高等小学校の学校給食委員会に原州生協との産直有機米の提案をされ、ただちにお母さんたちと原州を訪問。提案は受け入れられ、学校給食に登場しています。
  

原州のお米生産現場を訪問されたときの映像が紹介されました。右の映像は2003年11月原州生協の無農薬有機米の圃場で質問する山形・上和田の渡部宗雄さん。
  

  
本日のメニュー
  

五分づき豆ご飯、春雨野菜のナムル、さつま芋の天ぷら、
プルコギ(韓国牛)、キムチ、韓国のり ワカメスープ
  
訪問団にも子供たちと同じ給食が準備されていました。大変美味しくいただきました。通訳朴淳用さん、ウリ農生協メンさんの嬉しそうなお顔をご覧ください。彼らは同学年生。学校給食を食べるのは初めて!!  だそうです。韓国で学校給食が取り入れられたのが23年前からだとすると……納得ですね。
  

  
1 日目  11月23日(水) 

オドゥサン統一展望台ホァゴクボンドン生活共同体(売場見学)
うり農生協、交流会、復元された清渓川

2日目  11月24日(木)  景福初等学校給食見学申采浩 シン・チェホ先生記念館
清州・カトリック農民会・研修施設
3日目  11月25日(金)  朝のコドゥミ村、農村見学、キムチづくり見学、独立記念館
原州ハンサリム生協店舗三都生協施設、交流会
4日目  11月26日(土)  共同幼稚園キムチづくり原州生協店舗
テンジャン製造農事法人宿泊施設
5日目  11月27日(日)  原州生協交流金芝河さん宅訪問     帰国
  

      
   
 
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