1.<からだ>と<かたち>
街づくりと人づくりの大切な要点は、「社会関係を担う行為の<かたち>」である火を制御する男女関係(技術の起源);人類文化の母体としての言語と交換(商業)工業化社会の技術は身体外の物的蓄積、@手の延長(機械)、A大地の延長(土木)21世紀の技術は物象から人格へ転換、@技能・熟練の延長、A人間関係の延長適正な技術の発達は、循環性の永続、多様性の展開および関係性の創出を支える
2.街の暮らしは豊かになったが、なぜか人のココロは貧しい
人間のココロは何処にあるか;<声帯の振動が相手の鼓膜の振動に共鳴する空間>貧富の課題は、衣食住、公教育、病院よりも経済的な自立と生命活動の充足である貧困指標;@次世代の再生産率、A精神病院の隔離患者数、B経済苦による自殺者数富裕指標;@地域内物質循環率、A女性の経済活動参加数、Bボランティア活動家数望まれるボランティアは「越境する多重生活の媒介者」(無報酬でも自発性でもなく)バーミヤンの仏像とニューヨークのWTC:「月を指させば、愚かなひとは指を見る」
3.安心と納得の出会いの場:死なない私の葬式
身体性にこだわりながら世界を越える、渡り鳥や鮭に学ぶ循環性と多様性の結合汚染(Pollution)は人間に固有の社会関係から発生;泥と石油の資源性と汚染性汚れと付き合うアレルギー患者の暮らしから、交流を深める商品化の三原則へ
@ 働いて生産できるものなら、売ってもよい(血液輸入と米穀輸入)
A 売るために生産したものなら、売ってもよい(二つの弁当と交換の必要)
B 人命に危害を及ぼさなければ、売ることができる(武器輸出と無農薬紅茶)
4.農業の地産地消から交流の出会いへ
脱商品の遠隔地交流;留学、研修、競技、通婚、養子、巡礼、商業、放浪、観光
依存する人間、施設、制度等の数や種類が多くなれば、当事者の自立水準は高まる
街づくりにとって大切な課題は、住民より「出戻り」と「よそ者」の参加である
国家に代わるNPOやNGOの積極的な役割 (石垣島の唐人墓が教える民際交流の歴史)
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