処刑場入り口にそびえ立つイチョウの大木。
一本の道を真っ直ぐ向かうと家族との面会場所。イチョの樹がある道へ曲がるとそこは処刑の場。運命の分れ道であった場所です。………ガイドの説明を聞きながらカメラに収めたイチョウの樹。
処刑場を出て、女性地下監獄舎に向かいます。この獄舎で亡くなった18歳の女性ユ・ガンスンさん。彼女を称え、彼女の出身地に建立されたのが独立記念館だったと記憶しています。
昨年11月に訪問した独立記念館は、新しい敷地と新しい建物の中に民族の誇りを取り戻していきたいと願う韓国国民の思いが随所に配置された展示だったと記憶しています。未来に向けて進む、進んでいけると思える場所でした。
西大門刑務所歴史館は1908年から実際に使われ、この場所で大勢の烈士が亡くなっていた重みを肌で感じた気持ちを表現するのはとても苦しい事です。
ガイドに誘われ体験した「壁棺」。帰国後に調べて分りました。死体を立て掛けておく棺であった事を。