昨年12月、農都生協理事長チャ牧師とともに生産者5名の皆様が北海道・夢屋さんとの交流から始まり、山形高畠町・上和田など日本の有機農業の現場を1週間に渡って視察されました。その中にひとりの女性が参加されていました。チェ・ミョンスクさん。小学2年生を頭に4歳の末っ子を含めた3人の子供をご主人に託しての日本訪問でした。
帰国前に大阪で過ごされた二日間。チェさんとは様々なお話をしました。生協活動に参加する日本の女性たちの存在を「うらやましいです」と発言した彼女。彼女の生活拠点ポンピョン訪問約束実現が今回の目的の一つ。家族労働で支えられている韓・日農民そして消費者でもある女性たちの交流実現です。
「日本からの訪問を期待して待っていました。来ていただき、感謝と感動でいっぱいです。日本で生協活動をしているお母さんたちが、10年20年と子供を育てながらしてきたからこそできた生協の仕事。昨年日本を訪問し、日本の女性たちに出会い、行き詰まっていた私自身の気分が楽になりました」涙を浮かべながら話してくれたチェ婦人。
その横にはご主人のペクさんの笑顔がありました。韓国・江原道(かんうぉんどう)ポンピョン。標高700メートルのこの地は、2010年冬季オリンピック開催立候補地として国をあげて誘致活動に取り組まれたようですが、結果はカナダ開催で決着。
半年は雪の中、半年は農業という暮し。オリンピツク立候補地として急速な開発の爪あとがいたる所にありました。ソウルから遠く離れた地で農業に励むご夫婦との出会い。7月3週は韓国では「農民週間」。週末には共同体の仲間達との集いの場が予定されています。
http://www.yano-system.co.jp/daichi/albums/021201-cya.html
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